オリンピック委員会医科学スタッフの裏側
患者さんや同業者の先生から、よく質問をいただきます「オリンピック委員会医科学スタッフってどんな事するんですか?」これについてお答えしていきます(^^)
院長は東京オリンピックにてレスリングの医療スタッフとして参加証をいただき、無事任務終了しました。
写真にあるように試合中はリングのすぐ近くで試合を見守ります。
皆さんのイメージ通り、レスリングは接触や衝突が激しいスポーツです。
打撲や捻挫はもちろんのこと、脳震盪や脱臼、流血など、試合をストップして緊急対応を要するケガも起きやすいです。
対応を一歩間違えてしまえば、選手生命が大きく左右してしまう、とても責任が問われる持ち場です。
何があっても、どんな状況でも、冷静で的確な処置や判断が求められますので、これに招集されるには経験と実績が必要です。事前演習としてシミュレーションをたくさん重ねました。
特に、写真にあるのは世界中にテレビ放映されている場面です。日本のスポーツ医療が舐められないようにという、国を背負っての活動でした。
今回はオリンピックという世界トップレベルの大会ですが、これを読んでいただいている皆さんのスポーツ場面や日常生活でも選手たちのようなケガは起こりうることです。ケガをしないのはもちろんですが、もしケガをしてしまった場合は培ってきた知識と技術で対応しますので、ぜひご安心ください(^o^)